ブログユニコーン🦄

雑文と音楽と雑文です

2021年 総括

 2021年総括のブログです。時系列順にさくっとまとめたいのだけれど上半期の記憶がなんにもない。なんにもなかったのかもしれない。

 

 まず今年はずっとポケモンカードのことを考えていた1年だった。昨年末あたりからポケカを始めて、気が付けばどっぷりとハマっていた。休日はふらっとカードショップ(大体近所のBOOKOFF)に行ったり、全国規模の大型大会があれば生配信を1日中見る生活になった。新商品は大体買うし、新しいカードが出るとそのデッキを組むためにカードを買い集めまくっていたので、かなりのお金をポケカに費やした。いろいろデッキを組んだ割には実戦経験はそんなになく、仲のいい同僚とリモートで対戦を何度かしたくらいだった。とはいえ初夏頃にはオンラインでポケカを楽しめるPTCGOというゲームを始め、オンライン上で一時期はかなりプレイしていた。ちなみにこちらにもカードを集めるため惜しみなく課金した。一度課金しちゃうとだめだねー。

 

 7月末に一度目の面接を受けた。普段利用している通販サイトが正社員を募集していたのでチャレンジしてみたが結果から言うと普通に落ちた。振り返ってみると、めちゃめちゃ面接を舐めていたのでまあ落ちて当然だった。その後に面接のハウツー?みたいなマナー動画を見て勉強したんだけど、その中で「よくない」とされていることをいくつかやってしまっていて、正社員の面接に「まあなんか受かる気がする!」「いけるっしょ!」みたいな勢いだけで挑んではいけないと学んだ。

 そして8月末から9月いっぱいまで職場が休業になった。ちょうどマスタリングの依頼があった頃だったので作業に集中できるし、好きに時間が使えてラッキーくらいに最初は思っていた。が、この期間が1番しんどかった。社会から切り離された生活をしていると精神が病む性分なのはここ数年でよく分かっていたつもりだったが、今回も発症した。「なにもしていない」という焦りの中で気になる求人を見つけて二度目の面接を試みるも、精神がちょっとおかしくなってしまい前日にキャンセルした。自分でしたことなのだけど、これが自分でかなりショックだった。

 この頃からTwitterを見るのをやめた。厳密にいうと完全に絶ったわけではなく、本当に気になるアカウントやミュージシャン、アイドルだけをフォローしたアカウントを作ってそれだけ見てる。自分に必要最小限な情報だけあればいい。創作物やそれらにまつわる数字が跋扈しているTLはつらくなってしまった。他人や社会のことを知ってもつらくなる一方だし、少なくとも今は自分をなんとかさせることで精いっぱいだ。外界からの刺激をなるべく接種しないように過ごしていた。

 

 10月になり休業が明けた頃から映画を観るようになった。YouTube見てても虚無だし、ポケカ熱も一旦冷めていて暇な時間を埋めたかったから。そして映画に集中することで2時間だけは現実逃避できることがよかった。休業期間の最終日に観た「日日是好日」はテンポが淡々としていて自分好みだったし、今の境遇と重なる部分があり「この映画見れてよかったな」と救われた気持ちになれた。誤解されそうな表現だけど、僕は世界観が狭くて地味な映画が好きだ。最近はまたYouTube漬けの生活に戻ってきているけれど、おすすめの映画があればぜひ教えてほしい。

 

 11月、気にはなっていたが体験したことない場所へ行ってみた。何か新しい希望に繋がるかなーとか期待も空しく結局は苦い後味が残るだけで、そんなことでは満たせなくて「だめかー」という感じだった。本当に簡単に生きることに向かない人間になってしまったな。なんにもならないまま貴重な時間を消費していく。

 今年は親知らずも抜いた。2年前くらいから謎の痛みが1週間ほど続くことがあって認識はしていたのだけどその期間以外は痛くないので放置していた。親知らずは未知の体験だったので身構えていたが、個人的には思ったより辛くなかった(血は出たし、2,3日は少し痛かったが)。僕が抜いたのは上の親知らず2本だったのだけど、どうやら辛いのは下の親知らずを抜く時らしい。1本目を抜いた日がブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールの発売日だったので歯から血を流しながらシンオウ地方を闊歩した。

 数年放置していたことと言えば、今年は7年前から借りパク状態だったゲームを友人に返すことができた。これはこの1年でも数少ない自分で自分を褒められる出来事だ。大学1年生の時に一緒に授業を受けていた友達から借りたものだったが、2年生以降は疎遠になってしまい返しづらくなってしまった。更にそのゲームが名作と言われるようなバリューのあるタイトルで未だに中古価格もちゃんとした値のするソフトだったので尚更心残りだった。ずっと頭の隅に「返さねば」と思いつつ、相手も僕も大学を卒業してしまったし、めちゃめちゃ怒っていたらどうしよう…と勝手に想像してしまい放置していた。意を決して連絡してみると、その友人はすごく懇意に対応してくれて無事に返すことができた。本来ならもっと早くに連絡していればよかったのだが…。でも数年抱えていた肩の荷が一つ降りたのでとてもよかった。考えすぎて色々億劫になってしまうが少し勇気を出せば「思ったよりだったな」と思えることが意外と多い。

 

 あと嬉しい出来事と言えば最近痩せたことだ。食べ過ぎには気を付けているくらいで特に何かをしたわけではないのだが気がついたら痩せていた。いいことだ。今年は3月からお弁当を作るようになったのだけど、休業明けからはお弁当を食べることがきつくなった。全く同じメニューなのに量も多く感じたし、味にも飽きてしまっていた。なのでそれ以来はおにぎりを1個作って持って行っているのだけど、これが省エネに繋がっているのかもしれない。別にお腹が空いてつらいなんてこともないし、しばらくこれでいい。大学時代から着ているパジャマのズボンが下がってくるようになったのが煩わしいが嬉しい。さらに1kgくらい落とせたら最高だなー。あと休業期間中に引き籠ってスマホとPCしか見ない生活をしたせいで視力がまた落ちた。あーあ。

 

 記憶に新しい思い出ではクリスマスに映画を見に行った。細野さんのライブドキュメンタリーである「SAYONARA AMERICA」を観に苫小牧にある映画館に行った。今年のクリスマスはバカ寒くてバカになったしその後2日間くらい体調が悪くなった。11月に札幌で公開された時に素直に観に行けばよかったのだが、「なんか今回はいいかな~」と謎の逆張り(何に対する?)と諸々出費が重なった故の節約のために観ていなかったのだ。家にいてもやることもないので出かけたのだが極寒の25日の夜7時に出かける人などいるわけもなく、映画館のおじさんと僕の貸し切り状態だった。とても贅沢な時間だったと思う。

 印象に残ったのは「薔薇と野獣」での伊藤大地さん(Dr.)の演奏だ。なんと片手でシェーカーを制御しながらあのグルーヴのドラムを叩いており、「涼しい顔しながらとんでもないことしてるな…」と思った。伊藤大地さんはやっぱ何かがおかしい。映像でないとそこまで気づかなかっただろうし観に行ってよかった。

(映像はないけど同じテイクをアルバムで聴けます)

 

 今年はここ十年くらいで最も新しい音楽を聴かなかった年だったと思う。調べたりディグったりすることはあまりなく、音楽そのものへ興味がなかった。とはいえ通勤中はいつも通り音楽を聴いていて、新しいものへの探求心がなかっただけで昔から好きな曲やアルバムを聴くことが多かった。

 古川本舗が活動再開したことも大きい。新曲はもちろんだが、昔の曲やアルバムも繰り返し聴いていた。となると当時聴いていた他の曲やアルバムも聴きたくなって…と連鎖的に懐かしさに浸ってしまった節はある気がする。また今年はそんな古川さんと同時期から聴いているwhooさんが「whooとしての」活動を終了した年でもあった。少なくともその名義としては終わり、というニュアンスなのでこれからの活動に期待ではあるがwhooさんの音楽も自分の青春の一部なので「終わってしまったのだな」という感慨がある。このことはまた別の機会に書き留められればなーと思いつつとりあえず特に好きな2曲を貼っておく。

 

 

 あとは思いつくトピックを羅列していくと、1番衝撃的だったのは星野源の結婚かな。未だに現実味がないもんな。末永くお幸せに。フジロックでのMETAFIVEのステージも差し迫ったものがあり印象に残っている。一連の騒動の時もTL見るのしんどかったな。しんどい事件もいくつかあった。あと推しがイメチェンで髪を切ってボブになった。初めて見たときは悲鳴が出た。しんどい。愛。うん、こんなところだろうか。

 

 頑張った痕跡は一応ありつつも何も変わらない1年だった。来年こそは…と毎年思っているが苦しくなる一方だ。