ブログユニコーン🦄

雑文と音楽と雑文です

2024年聴いていた音楽(旧譜)

 2024年も音楽を聴きたくないくらいしんどい時はありましたが、なんだかんだ好奇心を失わず色んな音楽を知ったり聴いた1年でした。新譜ももちろん聴いていたのですがそっちはプレイリストを毎年作っているので、この記事では24年リリース以外の曲・アルバムを書き残しておきたいと思います。ではざっくりジャンルごとに。

 

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【ロック編】

Talking Heads『Stop Making Sense』(1984)

2月にライブ映画として誉高い「STOP MAKING SENSE」が4Kリマスターで上映されているというので観に行った。きっかけが何だったか忘れてしまったけど「まあせっかくだし観とくか」くらいの軽い気持ちだった気がする。これがバチバチにかっこよく面食らってしまいました。音はもちろんだけど、派手なことはせず照明とセットを駆使することでかっこよい演出、とにかく全身全霊で音楽を楽しむプレイヤーたちの動きや表情に釘付けになった。語り継がれているだけあるなと感じました。星野源ファン的には冒頭の「Psycho Killer」の演出は星野源のライブ「ひとりエッジ」内でもオマージュされており、そういえばオーディオコメンタリーでそんなこと言っていたなあと思い出しました。

 

 

・fedress「花束背中に隠すには」

2023年末くらいにライブ動画がアップされていて、それを見ているうちにハマって年明けはずっと聞いてました。いろいろ辿ってみたら東京を中心にアジアのシューゲ/インディーバンドのコンピ『Total Feedback 2020』で聴いてチャンネル登録していました。女性2人のツインボーカルって珍しいと思います。

 

 

【エレクトロ編】

rei harakami『red curb』(2001)

どのアルバムも勿論聴いているはずなのですが、改めて考えてみたら『red curb』だけ聴かずに生きていました…。反省しています。聴き終えた時、『[lust]』と並ぶくらいの代表作じゃん!と思いました。当たり前すぎましたよね!!!!!すみません!!!!!

 

・宝達奈巳『宝達奈巳』(1994)

Twitterからサブスク解禁の報が流れてきて興味のまま一聴し、即「やべえ!」となったアルバム。90'sテクノサウンド琉球音階が乗ったあの感じ、気になった人はぜひ聴いてみてください。90年代に日本でリリースされた作品が今年アメリカのレーベルから初アナログ化としてリリースされ、その流れでサブスクでも聴けるようになった様子。興味のベクトルが過去に向かっているのか未来に向かっているのか錯綜するすごい時代になってますね。

 

【JAZZ】

・Shaun Martin「The Yellow Jacket」(2015)

自分が不勉強なばかりにTwitterで流れてきた訃報で知りました。良い曲。

 

Pat Metheny Group「James」(1982)

とにかくコードやメロディーが美しく、何度聴いても身体の細胞が喜んでいるような心地になります。自分の感覚をまた少し拡張してくれた大事な曲です。ウェットな音像も好みです。

 

【ソウル/R&B 編】

・Smorkey Robinson『Pure Smorkey』(1974)

これもきっかけはとっくに忘れてしまったがずっと聴いていた1枚。各楽器の音がすごく良いです。爽やかな5曲目「Just Passing Through」めっちゃ好きです。

 

・The Five Stairsteps「Dear Prudence」(1970)

The Beatles「Dear Prudence」をすごくいい塩梅にカバー。原曲をなぞりつつソウル心に響いてくるアレンジ最高です。ちなみにこのアルバム1曲目もビートルズカバーです。

 

Sarah Vaughan「Yesterday」(1966)

ビートルズ繋がり。1日の終わりによく聴いていました。

 

・Lucy Pearl「Without You」(2000)

時代は下り、90年代のスターグループ Lucy Pearl。この曲を耳にする機会があり一聴してハマってしまいました。ラファエル・サディーク恐るべし。

 

 

【ポップス編】

・ドリーミング「アンパンマンたいそう」

流石に子どもの頃から親しんできた曲だけど、一時期冒頭の「もし自信をなくして くじけそうになったら いいことだけ いいことだけ思い出せ」というパンチラインを頭の中でリピートしていました。念仏のように。この歌詞の部分がTwitterでバズっていた気がするのでそれを見聞きしたのが潜在意識にあったのだと思う。

 

 

・Yerin Baek『Every letters I sent you.』(2019)

「Antifreeze」(The Black Skirtsという韓国のバンドのカバー)という曲のベース演奏動画を見て知っていたYerin Baek。またまたベースの演奏動画で知った「Square(2017)」がとてもかっこよくてよく聴いていましたし、ベースでも弾いていました。アルバムは2枚組18曲で近年の感覚から言うと大作ですが、全曲良い曲(本当!)なので聴けてしまいます。とりあえず最後の方にある「Square(2017)」だけでもぜひ!

 

 

小林明子「恋におちて ~Fall in love~」(1985)

サブスクでオリジナルは配信されていないのでレコードでよく聴いていました。

 

 

・ShibayanRecords「彼と彼女とわたしの話」(2010)

確か渋谷系BOSSAみたいな雰囲気のキーワードがつけられたミックス動画をYouTubeで聴いてて知りました。東方アレンジらしく、東方を通っていない僕にはそっち方面の文脈で語ることはできないですが、ポスト渋谷系サウンドの頃のCAPSULE的なあの時代の空気がして最高です。

 

 

BONNIE PINK『Let go』(2000)

今20代後半である自分にとっては「A Perfect Sky」のイメージが強すぎるせいで、このへんの時代の作品まで手が伸びず生きてきました(1stは聴いたことあるんだけど)。2000年らしい雰囲気感じられる上質なアルバムで繰り返し聴いた1枚でした。本当に全曲良い…。

 

 

chara『Junior Sweet』(1997)

こっちも世代的にエアポケットになっている年代。Charaさんの近年の曲は聴いたことあるし、代表曲くらいは知っていたけどアルバムでは聴いたことなかった。全曲良いシリーズ。この時代も豊かな音楽たくさんありますね。

 

 

雪村いづみ『スーパー・ジェネレイション』(1974)

服部良一先生の曲をキャラメル・ママ(ティン・パン・アレー)が演奏・アレンジしたアルバム。なんで今まで目に留まらず聴いてこなかったのか!って感じです…。ティン・パン・アレーが関わっているものは全部聴かなくちゃだめだなと改めて思いました。

 

木之本桜(丹下桜)「Honey(さくらバーション)」

カードキャプターさくら」全然通ってないんだけど、この前本当に謎のアルゴリズムでキャラソンを聴いてみた時から興味を持ちはじめてしまいました。原作全巻セットを今探しています。「カードキャプターさくら」に関する唯一覚えていることは、顔がカメラになっていて名前がデジカメっていう亀の小動物的キャラがいたことしか覚えていません。

 

 

【フォーク/SSW 編】

Carole King『Tapastry』(1971)

2024年は70年代のサウンド、特にSSWものがマイトレンドでした。キャロル・キングのこのウルトラ大名盤を初めて聴く機会があり、「なんかいいな~」と自分のムードとぴったりはまり、色々聴きだすきっかけになりました。

 

 

金延幸子『み空』(1972)

一度見たら忘れられないなんとも印象的なジャケット、勿論以前から知っていましたが聴く機会をなんか逃していました。2024年は70年代のSSWに興味があり、その流れで満を持して聴いたわけですがウルトラ大名盤でした、、、。本当にもっと早く聴いていればよかったと思ういますがこのタイミングで正解だったとも思う。一度聴いたら心に残り続ける作品だと思います。

 

 

・杏『輝く明日はない / 風は何も恐れはしない』(1973)

こちらもTwitterで言及している方がいて知った関西のフォークデュオ。両面どちらの曲もアレンジがよく、一時期すごく聴いていた。「輝く明日はない」のベースがかっこよすぎる。

 

 

Judee SillJudee Sill』(1971)

2024年は新旧問わず色んな音楽を聴いてきたけれど、1番の出会いはJudee Sillでした。このことを書き記すためにこの記事を書いたといっても過言ではないです。良さとか上手く語ることができませんが、まっすぐで優しいボーカルとバロック音楽の影響を感じさせるフレーズやコーラスが印象的です。

そして再発盤もあるにも関わらずちょっといい値段のするこのレコードを買いました。愚かだなと思いつつ、一生聴くレコードだろうなという確信があるので後悔は全くありません。50年以上前に吹き込まれた音が記録され、人々の間で語り継がれ、こうして2024年の日本の隅っこに住んでいる人の元へ届き、聴いて泣いているという事象が不思議でたまりません。

 

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以上!

2025年は音楽を聴けるほど前向きでいられるでしょうか!

散文(ただ確かに悲しみがある)

 ここ数日、寒い日が続いていたが、夜に外出した時にそのあまりの秋の空気感に驚いてしまった。夏から秋へは急に季節が変わる気がする。9月も後半になれば冷えてきて冬ももうすぐ。家の湿度計も50%を下回るようになった。ついこの間までエアコンのドライモードで湿気をとっていたというのに。リップクリームを塗る回数も急に増えた。リップクリームを唇に塗りたくる長い日々がこれからまたやってくる。

 部屋も寒くなったのでカーディガンや長袖のTシャツを出したが、まだまだ実家のクローゼットの匂いがして懐かしい気持ちになる。

 

 

 先日、転職して丸1年が経った。あっという間すぎて実感はないが、残念なことにやる気を全く(ついに!)失くしてしまった。8月からトリガーとなった出来事や環境・業務の変化など色々あった結果なのだが、今は日常の業務をそこそこにこなし、家と職場を無感情に行ったり来たりしている。自分はどんな場所でもそれなりにやっていけるタイプだと思っていたが思い上がりに過ぎなかったようだ。

 

 

 そんなこんなで生きがいも特になく起きてるんだか寝てるんだか分かんないしどっちでもいい日々を過ごしていたが、ふと昔読んだ小説を読みたくなり、それがきっかけで今は読書がささやかな楽しみになっている。小さいことだけど見つかってよかった。何かが娯楽としてちゃんと機能していることに喜びを感じる。

 瀬尾まいこさんの「強運の持ち主」という小説に同棲しているカップルが休日に夕方からダイエーにデートしにいく場面があり、そこが読みたくなった。ロマンチックなムードはないが理想のデートだと思っている。

 そのまま続けて「温室デイズ」「図書館の神様」の2冊もつるつるっと読んだ。どちらも昔図書館から借りて読んでいて手元になかったので文庫を購入。最後に読んだのは大学1年生の頃だと思うので懐かしみつつ、かつ今の自分の状況にも通ずることもあり新鮮に読んだ。最近の著作以外は大体読んでいるし、僕が好きな作家としてあげるなら瀬尾さんくらいだ。当面の間はまだ文庫で持っていないものや未読の作品を読んでいくことが楽しみになってくれるかもしれない。

 

 今年の目標として恋人を作ることを掲げていたため、一応またマチアプを入れてみている。実際こんな精神状況で初対面の人に会って話すエネルギーはほぼないんだけど…。そして今回はしっかり課金もしたが、趣味の合う人って全然いないなーと改めて気づいてしまった。これはカルチャーマウント的な「話通じる人いないっすわw」みたいなものでは既に全くなく、本当に困っている。好きな音楽やミュージシャンで検索しても誰もいなかったり、良くてちょっと年齢層が上の方がちらほら見つかるくらいだ。音楽はもう諦めているからいい(?)けど、瀬尾まいこさんで検索しても全国で140人くらいしかいない(北海道では40代の女性1人)のにはちょっとびっくりした。本屋大賞とったり、作品が何本も映画化しているのに?みんな一体なにを読んでいるの?

 文句を言いつつ続けようとは思うけど、使っているアプリの使用者層が自分にあっていないのかなとは感じている。マチアプの研究をしなければならない。

 

 

 今日、しばらく冷蔵庫に眠らせていた餃子を食べようと袋を開けたらカビていた。「しょうがないかあ」と思って、カビた餃子より賞味期限が先輩のウインナーの袋を開けたらなんか食べたくない状態になっていた。賞味期限って過ぎても大丈夫だと思っていたが(冷蔵庫にずっと入れていたし!)、それは数日に限った話であることを実感した。何事も体験してみないと分からない。学ぶってこういうことだ。

 というか食材の腐敗スピードが僕の生活を勝手に追い越していっている。薄情な奴らは待ってくれない。食べてやろうかと思い立った頃にはもうこちらの手の届かない姿になってしまっている。これは親になって成長するわが子に抱く気持ちと一緒かもしれない。シャンプーのメリットの広告コピーでなんかそういうのバズってたよね。多分違うと思うけど。

 

お金がない

 最近あらゆるモチベーションがない。停滞している。

 

 4月は本当に忙しかった。主に趣味の方面で。楽しいことであるんだけど、初めての試みかつ締め切りもあり余裕はなかった。想像のちょうど3倍大変だった。そんな疲労と自分のだらしなさから通院の予定を忘れたりしていつも服用している薬を切らしていた期間もあり、身体面が不安定になると精神面も焦りだす。週5で働いているとスケジュール通りに動けなかった時のリカバリがきかなすぎる。

 

 皮膚科からもらっている薬をきらしたままGWに突入してしまった。しょうがないことなんだけど病院もGWは当たり前にお休みになる。祝日に挟まれた平日の間に行かないとまた数日薬なしになる。自分的にはちょっと無理をして仕事前に皮膚科に行くことにした。時間に余裕がなく焦るなか、コンビニのATMで診察費と薬代を賄えるくらいうの現金を下ろそうとしたら「残高がなくて下ろせません」と告げられた。これが結構ショックだった。

 とりあえず少額を下ろして皮膚科へ向かい診察を受けた。財布をちゃんと見ると診察代と薬代くらいはなんとかなる額は元々入っていたのでその時はなんとかなった(なんだそれは)。ただスケジュール的にギリギリの時間に到着したことと、GWの中日で普段より混んでいたため処方箋はもらったが薬局に行けずそのまま出勤した。次の日クレジット決済が使える薬局で処方してもらった。

 

 そんなこともあり、今の自分には「お金がない」という事実を改めて重く認識させられたまま5月を過ごすことになった。「余裕がない」のは自己肯定感に結構直結する。お店やスーパーにいても必要最低限のもの以外は「今の自分には買えないな」と感じてしまい、「これ美味しいかな」「これ部屋にあったら良いかな」と考えることすら制限されるのはしんどいなと思う。

 毎日駅や商業施設を通るので、あらゆる人を「みんな『は』お金があるんだなあ」という目で見てしまう。いつも見ているYouTubeで「整体に行っている」と聞くと「整体に行ける余裕があるんだな」と思ってしまう。心まで貧しくなるというのはこういうことなんだなと実感する。

 1人暮らしを始めてから半年、別に贅沢をしていたつもりではなかったのだけど今の経済状況について認識が甘かったのかもしれない。状況が変わったのは理解しつつも実家暮らしの頃の消費ペースを引きずり、「これくらいならいっか」のラインがまだまだ甘かった。自分の身分をちゃんとわきまえなければならない。去年から転職、次いで一人暮らしと刺激の多い期間を経てハイになってた部分があったが、30手前までアルバイトでどう考えても「一般」の生活などまだまだ遠い。今年は恋人を作ることを目標としていたが年相応の交際ができるくらいの経済的自立なんて全然できていない。それをまた言い訳にも使ってしまいそうだが…、客観的に見てそんな人をわざわざ選ぶことなんてあるだろうか?自分で選んだこの人生に嘆くターンはすでに終了しているので淡々と受け入れていくしかないし、今できることをやって生活していくほかない。けど仕事は仕事で不安や憤りも尽きず、最近は帰ってきたらYouTubeを流しながら布団に入っていることしかできない。今年はエンゲル係数の高さで勝負だ。

 

かとかと過渡期

 どう書き出していいのか分かりませんが単刀直入に言うとなんと転職先が決まりました。4年間務めた職場も明後日が最終出勤で、しかもその次の日から新しい職場の出勤日という息のつく間も許さないスケジュール。忙しすぎ。

 次の職場もアルバイトからのスタートにはなるのだけど、今までの経験や自分の趣味も活かせるところだと思うので気持ち新たに頑張りたい。そしてバリバリ働いてはやく正社員になりたい…。

 そんなわけでこの9月は職場や生活が変わり、人生のチャプターの過渡期な訳だけど自分でもびっくりするくらい気持ちが落ち着いている。過度な不安もなければ過度な期待もなく、すごく淡々と受け入れる準備ができている。いやまあしばらくは緊張感のある日々が続くとは思うんだけど…。

 そもそもの話、今年に入ってから自分の感情を認識できる解像度、目盛りが荒くなったなーと思う。今までは1mm単位で認識していたとしたら今は1cm単位くらいで大雑把にしか認識できていない気がしている。これは前回のブログの時点で強く感じていたし、精神の落ち込みの谷を乗り越える度に自分の心が摩耗してきていてその結果だと思う。これが良くないことなのか良いことなのかまだ分からない。けれどトラウマになっていた面接を受けられたこと、面接が決まってからの日々も大きな精神のブレなく淡々と過ごせたことは今の精神状態だからこそ成せたことだと思う。また今年から通い始めた心療内科で処方されているお薬の効果も大きいかもしれない。自律神経を整える薬で、朝の目覚めも良くなったし過度な緊張や不安を抱かなくなった。もしかしたらこの感情の目盛りが荒くなった問題も薬の影響が大きのかもしれないなーと今更思った。だとしたら今の感覚くらいが実は「健康」なのかもしれない。

 4年間働いた職場に出勤するのがあと1回っていうのが全然実感沸かないし、その次の日には新しい職場で働いているというイメージも全くできない。というか職場の皆さんに簡単にお手紙書かなきゃなのでブログを更新している暇はない。退職/入社のあれこれをやっておかないと、明日13日にはポケモンDLCが来るし夜にはミュウツーのレイドバトルをやる約束しているし、イ・ジナのアルバムもリリースされるしで今週は盛沢山すぎる。とりあえず転職先決まったことは数年ぶりに人生を前進できたので本当に良かった。あとまあ今年中にリリースしたいあれこれもあったりはするし、一人暮らしもしたいし、引き続き精進します。

最近の雑感2

 ブログに書こう、と思いつくときは企画以外は大体精神状態はよろしくない。4月末あたりからだろうか、"なんか"調子よくなく低調なまま引きずってしまっている。この"なんか"というのが非常に厄介で、落ち込んでしまった原因の出来事や要素が判らない(またはない)からこそ対策や解決策があるようなものではなく、どうしようもなくなっている。もうここ数年慢性的なものであるから、どうしようもないものなのかもしれない。

 ここ数日の話に限ればこれもまたなんか知らないけど体調をちゃんと崩し、文字通り心身共に辛くやられていた。体調悪かったのに土日ちゃんと働いたの褒めてほしい。体調悪いのに出勤される方が職場に迷惑かかるかもだけど、熱はなかったし…。今朝までは鼻炎と目のだるさが辛かったけど今はだいぶよくなった。体調はなんとか持ち直しつつあるけど(未だ元通りではないが…)、今日も1日中雨で気が重かった。多少の波はありつつも、自分の人生や生活や生きていることの無意味さに苛まれ続けた1日だった。

 この落ち込みの原因が分からないと感じつつも、職場の変化はやはりストレスになっていると思う。そんな詳しくは書けないけど、ここ2か月くらいで色んなことが日々変わった。出勤時間が変わり生活リズムもずれた。1時間早起きしなくちゃいけなくなったし、なにより父親の出勤とモロ被りなのでストレスだ。あと新しいスタッフも一気に増え、職場の人間関係が変わった。いつも通り皆さん良い人なことには変わりないが、色んな状況においてやはり気を使う。脳の(パソコンでいう)メモリ部分を常にたくさん稼働させているイメージで疲労している。そしてなにより普通に毎日忙しい。GW乗り切ったと思ったのに、ついこの前の土日もめちゃめちゃ忙しくてびっくりした。忙しいとコミュニケーションを丁寧にとる余裕や時間がないので、余計に人間関係の不安は募る。立場的に自分は先輩にあたるため指示を出したりすることが多いのだけど、それが最適だったのか、自己中や高圧的な振る舞いに思われていないか、自分の心配や気遣いが余計なお世話になっていないかとか…。今の職場で先輩にあたるのは客観的事実だけど、それに性別が男であることとか、今の年齢とかを付与した時の相手とのパワーバランスは強すぎないかとか、ストレスを与えてしまっていないかとか…。そもそも今自分自身の精神状が良くないがために気遣いをする余裕がなく、上手くコミュニケーションできている自覚がないので失礼だったり、嫌な風に思われていないか心配だ。

 

 コミュニケーションが前より上手くできなくなったな、というのは職場に限らず気の知れた友人たちに対しても感じている。うまく説明できないけど、脳の「感受性」の部分が反応悪くなったというか、ぷつんと切れていて稼働していない感じ。相手への興味が薄れている感じ。多分、今は自分自身をなんとかするのに必死なだけなんだと思うんだけど…。この以前と違う違和感は今年の1~2月にもすっごく辛い時期があって、そこから立ち直った後から強く感じ始めた。その時も相当引きずってヤバかったので後遺症的なものかもしれない。

 友人たちと会った後もこの症状を感じているので、前と違う違和感や思いやれない発言や言葉遣いに不快に思っていたら本当にごめん。自分でもどうしてこうなっているのか分からないでいるんです。すごい抽象的なイメージだけど、今まではカラーで会話していたものが今はモノクロになったように感じる。情報を汲み取り、処理する能力が低下してしまったのかもしれない。悩んでいます。

 

 でも心配してくれる人がちゃんといることは分かってはいます。ここ一か月くらいでも心配してくれる連絡をくれたり、言葉をもらうことが度々あって。職場でも「優しくしてくれたな」って思うことがあったり、今は上手く返せたり、行動できたりできないかもだけど本当に感謝しています。

                                                                                               

 あと明るい話題だと、最近ベースを買って練習している。ベースという楽器が性に合っていたのか練習も楽しいし、新しいことを始めている時の覚えていく感覚やできることや知っていることが増えていく喜びも感じていて日々の楽しみになっている。あと推しはやっぱり世界一かわいくて、自分にとって絶対的な存在であるために支えになるよね。今の自分にとってはポチャッコくんとGirls²の増田來亜さんなんだけど、気持ちが淀んで滞っていてもちゃんと心が動く。

 どうしたらまた元気になれるのか現状分からないけど、とりあえず明日出勤なのでスケジュール通りに体を動かしてミスしないように仕事をする。淡々とこなすのみ。

#30DaySongChallenge 後編

前回に引き続き、お題に沿った曲を30曲紹介するやつやっていきます。後半15曲です。

 

 

 

16.お気に入りの名曲

米津玄師「アイネクライネ」

初めて聴いたときにAメロのアレンジに「これはやられた!!!!」と悶絶したことを覚えています。ただの大学1年生が一体何にやられたのかはよく分かりませんが、逆再生とスタッターが合わさったアコギのアレンジが自分の中にありそうでなかったラインを刺激されたんですよね。そういう意味では編曲・プロデュースした蔦谷好位置さんにやられたのかもしれない。万人に素直に受け入れられる作品を作る困難さは想像を絶しますが、この曲はまさにそういう曲で圧倒されます。

 

 

 

17.カラオケで誰かとデュエットしたくなる曲

末光篤 feat.斉藤由貴「恋を、した。」

誰かとデュエットしたいって思ったことないからかなり悩みましたが、ありました。斉藤由貴さんと末光篤さんとのコラボEP表題曲。このEPには各パートのみのオケ音源も収録されているので、やろうと思えば自前で斉藤由貴さんとデュエットすることが可能です。今度デュエットしてみてもいいかも。斉藤由貴さんのファンからすると、末光篤らしいギラギラソリッドなバンドサウンドから由貴ちゃんの声が聞こえてくるというのは珍しくてすごく新鮮です。

ちなみにサブスクでもYouTubeでもフルで聴けないので当時の公式の視聴音源を貼っています。時代を感じますね。このEPに入っている「悲しみよこんにちは」のRemixが「天才~!」って感じの良アレンジなので、なんらかの形で広く聴けるようになるといいですね。

 

 

 


18.生まれ年にリリースされた曲

Instant Cytron「Still Be Shine」

1995年リリースのアルバム「CHANGE THIS WORLD」から。自分が生まれた年って当たり前だけど記憶がないから選ぶのに時間がかかりました。ブラスの音、アレンジが90年代だな~という当たり前の気持ちになります。

 

 


19.人生について考えさせられる曲

宍戸留美「ママ、悩んでるよ」

おジャ魔女どれみ」のおんぷちゃんの声優として世間には1番知られているであろう宍戸留美さんのアイドル時代の曲から。ベスト盤で初めて聴いたとき「戦争になったなら何処までも逃げなさい」なんてフレーズが飛び込んできて非常にドキッとしたのを覚えています。後述している「全人類が聴くべきだと思う曲」で選ぼうかと思ったくらい、どんな時代になっても忘れてはいけない大切なことが歌われています。

「きみを産んで ごめんね」って言うことのない社会、世界になるように生きていかなくちゃいけないなと本当に思っています。選挙の時とかはこの曲がよぎる。今の自分は相当ちゃらんぽらんなのでお前が何を言ってんだって話だけど…。僕は宍戸留美さんの曲で生きていた時期があったくらいなので語りたいことは山々ですが、この曲がもっと知られたらいいのになとシンプルに願っています。

 

 

 

20.自分にとってたくさんの意味がある曲

古川本舗「mugs」

「たくさんの意味がある」ってどういうことだろう…?よく分かりませんが、たくさんの性癖と価値観を捻じ曲げられたという意味での元凶の曲を選びました。この「mugs」という曲はミックス違いも含めて色々バージョンがあるんですが、初出のacane_madderさんが歌っているものが「打ち込み感」が1番あって好きです。

この頃の古川本舗の代名詞である逆再生を多用したアレンジ、Addictive Drums2の無機質なパターンのドラム(でも打ち込みでしか出せないグルーヴがある!)、そしてこの盛り上がりきらない、煮え切らない感じのクールさや憂鬱感。歪曲したかっこよさですね。この頃の古川本舗を当時もし聴いていなかったとしたら全く違う人間になっていたと思います。

 

この曲だけ公式の手段で聴くことができず、非公式アップロードされた動画を貼っています。しょうがないけどこういうのもネットの音楽文化だ。ボーカル/共作者であるacaneさんもこう嘆いております…。

 

 

 

21.人の名前がついている好きな曲

竜人「りゅうじんのエッチ♡〜ぼくのばちあたりな妄想劇〜」

竜人のアルバム「MUSIC」から。もう色んなものを突き抜けキャッチー、メロディーセンス炸裂してます。ハートマークがついている曲もついていない曲も清 竜人の曲は感性に素直に響くというか、なんか泣いてしまうんですよね。竜人のメロディーを聴くと涙が出るように遺伝子に書き込まれたんだなと前から思っています。

 

 

 

22.前向きになれる曲

くるり「愛の太陽」

最近だともっぱらこれです。これくらいのBPMで3拍子の曲なんか久々に聴いた気がして新鮮に感じました。2月末に先行リリースされてから一時期ずっとリピートして聴いていました。くるりはどの時代も音が良いですが、この曲はベースとドラムの音が本当に良くて。ミックスに不思議な魔法がかかってるといっても過言ではない。うすうす感じてはいたけど僕は佐藤征史のベースが好きなんだろうな。

 

 


23.全人類が聴くべきだと思う曲

あつまれどうぶつの森のBGM「午前5時(晴)」(作曲は戸高一生さん)

お題の主語が大きすぎて困ってしまいますが…。全人類が聴くなら歌のないインストの方がフラットに聞こえるかなということで選びました。自分にとって理想の音楽の一つです。この曲のためにサントラもちゃんと持っています。時間帯的になかなか聞けなさそうなBGMですがコロナ禍第一波の自粛期間で、終わった生活をしていた僕はよくリアルタイムで聞いていました。

 

 


24.解散して欲しくなかったバンドの曲

school food punishment「You May Crawl」

解散とかもなんだかんだ受け入れちゃうタイプなので、「解散してほしくなかった」と思っているバンドってあんまりいなくて悩みました。あと幸運なことに好きなバンドは現役だったり再結成していたりする。そんな中でschool food punishmentは解散の仕方がもやもやする感じだったので選びました*1。この曲も入っているインディーズ2ndアルバムはまさしく青春の1枚です。「ベースかっけー!!ウヒョヒョ」って感じで聴いていました。

 

 


25.この世にいないアーティストの好きな曲

小坂忠「しらけちまうぜ」

昨年亡くなられた小坂忠さんの名盤「ほうろう」から。作詞・松本隆、作曲・細野晴臣、演奏はティン・パン・アレーとその周辺の錚々たる面々でもはや語る必要もないでしょう。歌詞もすごく好きで、胸を打たれます。僕は別れの曲が好きです。

訃報が続いていてこのお題の候補が増えてしまったのが本当に悲しいです。

 

 


26.恋愛をしたくなる曲

武田カオリ with HAKASE-SUN「Angel」

映画「人のセックスを笑うな」サントラから。部屋のラジオからこの曲が流れる序盤のシーンが非常に印象的。これからの恋やその享楽を予感させながらも、必ず向き合わなければならない切なさや悲しさの存在も感じさせる不思議な塩梅の曲。あと歌詞がね、良いよね…。

 

 

 

27.胸が張り裂けるような曲

Raujika「Aiso Logic」

Raujikaさんの曲良いですよね…。ノスタルジー。高校生の頃、YouTubeで色々音楽を聴いていると、朝方に毎回この曲にたどり着いていました。

 

 


28.歌声が好きなアーティストの曲

Lee Jin Ah「Yum Yum Yum

韓国のシンガーソングライター、イ・ジナ(Lee Jin ah)のキャッチーで可愛い曲を選びました。ちょうど去年の今頃、昔のSoul系の音楽をまとめているサイトでたまたま動画が紹介されていたのがきっかけで「全てに」ハマってしまい去年で1番聴いた音楽は間違いなくイ・ジナでした。

好きな要素はたくさんあるけど、直感的に気に入ったのは個性的な声。曲ごとに色んなアレンジャーと組んでいて楽曲のジャンルはクロスオーバーしていますが、彼女が歌っていればどんな複雑な曲もすべてポップに聞こえます。

Yum Yum Yum」はライブだと中間のアドリブ部分を長くとっていて、そこが聴きどころにもなっています。

 

 

 

29.子供の頃から覚えている曲

飯島真理「リンゴの森の子猫たち」

僕が子供の頃は昭和のアニメの再放送が地上波でもわりと頻繁にやっていました。母のレコメンドもあり、わりかし色々見ていた記憶があってその影響で主題歌も原体験として耳の記憶の奥底にあります。「スプーンおばさん」も見ていてこのEDが好きで印象に残っています。印象に残りすぎてこの曲がOPだとばっかり思っていました。

 

 


30.自分自身をあらわす曲

サカナクション「壁」

とてもおこがましいお題ですが…。ここ数年の状況がまさにこんな感じなので…。

 

 

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という感じで前編と合わせて30曲でした。みんなもやってみてね~(適当)

 

 

*1:HPで突然、無期限活動停止が発表。後に正式に解散に

#30DaySongChallenge 前編

友人のvl_lvoOくんに触発されて僕も#30DaySongChallengeを「夏休みの宿題方式」でいっぺんにやりたいと思います。要するにはお題に沿った曲を30曲紹介するやつです。本来は30日かけてやるものらしいがね。毎日コツコツ勉強なんてできたことないんだ。というわけでまずは前編15曲分さっそくやっていきましょう。

 

vl-lvoo.hatenablog.com

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1.曲名に色の名前が入っている曲

kz(livetune) feat.初音ミク「Yellow」

色の名前をいろいろ思い浮かべてたらそのままずばりの好きな曲がありました。kzさんの曲の中でもずば抜けて好きです。悲しいことを歌いながらも音はとびっきり明るい曲が性癖なんだけど、この曲もそれにあたると思っていて。ソースが見当たらなくて自分の記憶しかないんだけど、Yellowという名前の閉店しちゃったクラブ*1での体験や思い出が歌詞の元になってこの曲名にした、みたいな話だったはず。パーティーが終わってしまった後の寂しさ、もう同じ時間・場所が存在しない切なさに馳せながらも、前向きで力強い歌詞が胸を打たれます。音楽愛だね。

 

 

 

2.数字が入っている好きな曲

広瀬愛菜「17」

曲名に数字が入っている曲なんていくらでも思いつきそうなものですが、レコメンド的な意味も含めてこの曲を選びます。Peach sugar snowや一時期の3776の"山梨担当"として活動していた広瀬愛菜さんのソロ2作目表題曲。ソロになってからは関美彦さんプロデュースで愛菜さんのボーカルを活かした良質なポップスが楽しめます。とにかく爽やかでキャッチー、音も良くて上質なポップスってこいういうこと!広瀬愛菜さんを聴かずに今のシティポップを語っていたらそれはモグリです!!

 

 

 

3.夏を思い出させる曲

スキマスイッチアイスクリーム シンドローム

夏を連想させる曲もたくさんありますが…。スキマスイッチのこの曲は意外なことにポケモンの映画主題歌で、当時エンドロールで聴いて「めっちゃいい曲じゃん…!」と思い帰宅してすぐiTunesで買いました。音はまさに夏感あふれる爽やかなイメージだけど、歌詞はどうにもならなさそうな片思いとその焦燥感や諦観が歌われていて、そのベトベト具合というか気持ちよくなれない感じが自分にハマったんだと思う。その時は中学3年生だったけど当時なりにそんな風な片思いもしていました。

 

 

 

4.忘れたい人を思い出させる曲

NewJeans「Ditto」

リアルタイムすぎワロタ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

まあそれはさておき、「it's Live」という韓国のポップシーンのアーティストが生演奏でライブするチャンネルがあるんだけど、クリスマス時期に投稿された落ち着いたアレンジも最高なので好きな人はぜひ見てください。「Ditto」の物悲しいメロディーがより際立って胸が締め付けられる思いになる。なんか幽霊とかこの世に非ざるものが現世から超越した場所から歌っているようなメロディーに感じる。MVの影響でしょうか。

 

 

5.大音量で聴きたくなる曲

Tatuki Seksu「恋愛サーキュレーション (Shoegaze arrange)」

大音量で聴きたいのはやっぱりオルタナ、シューゲ系だよなーと思い、ネットの海に現れた伝説のEP「Hanazawa EP」から選んでみました。シューゲイザーをちゃんと聴き始めたころによく聴いていた。

あと迷ったのはTeenage Fanclub「Sparky's Dream」。仕事終わりに爆音で聴いて帰るのが気持ちいい。

 

 

 

6.踊りたくなる曲

Diana Ros「I'm Coming Out」

CHICがプロデュースしたDiana Rosのアルバム「Diana」から。うん。徹頭徹尾CHICですね。食後に血糖値が上がっていくみたいに、浮かない時でも聴くだけで自動的にボルテージが上がってしまう曲というのがいくつかあるんだけど、これもその一つ。ちなみに普通のMIXとOriginal CHIC MIXなる2つヴァージョンがあるんだけど、普段は後者の方を聴いていたので動画はそっちを貼りました。

 

 

 

7.ドライブで聴きたい曲

Dixie Flatline「Ignition」

ぱっと思いつくのがこの曲。歌詞も真夜中にドライブで海へ行く内容でそのまんま。当時リアルタイムで聴いてて「なるほど生楽器主体のドラムンもあるのか…」と思った思い出。ちなみにこの曲でドライブしたことはまだありません。運転中にかけたら聞き入ってしまって危なさそう。打ち込みでこんなアダルトな雰囲気の曲作ってみたいものです。

 

 

 

8.ドラッグやお酒についての曲

adieu「ワイン」

adieuこと上白石萌歌さんのEP「adieu 3」リード曲。去年聴いた色んな曲の中でもトップクラスのトラックだと思う。ちょっと語る言葉がでてこないくらいすごい。要するには最小限かつ最良の音ってことなんだけど。これ以上足したり引いたりできないような完璧さ。萌歌さんにとってここまで直球にアダルトな曲は初めてだと思うけど、ファルセットも相まって幼さ故の危ない恋を萌歌さんのボーカルが完璧に表現している。当時22歳の萌歌さんにこの曲を歌わさせるの、もう完璧すぎます。小袋成彬ありがとう。

 

 

 

9.ハッピーになれる曲

Parliament「Give Up The Funk (Tear The Roof Off The Sucker)」

Parliamentの大名盤「Mothership Connection」から。脳内麻薬ドバドバです。3年前どうしようもなく落ち込んだ時になんとなく聴いてスネアの音に助けられた思い出があります。スネアは希望。

 

 

 

10.悲しくなる曲

KNOTS「サボテンと蜃気楼」

若干PことKNOTSさんの曲。音楽を聴いて切なくなることはよくあっても悲しいって難しいな…と思いけっこう悩みました。よかったら動画と一緒に見てほしいです。今でも簡単に泣いてしまう。

 

 

 

11.決して飽きない曲

whoo「Dear Prudence」

中高生の頃に聴きまくったアルバムを未だに通勤時に聴きまくっているので飽きない曲も無数にあるんだけど…。そんな中学生の頃から聴いているwhooさんの曲の中で特別な1曲を選んでみました。昔から好きな曲ってノスタルジーがまとわりついてきて良くも悪くも思い出と同化して聞こえてきてしまうものだけど、この曲はそんなノスタルジーなんか吹き飛ばすくらい今でも新鮮に輝いて聴こえます。そういう意味で他の曲より少しだけ特別。当時より大人になってからの方が好きさが増しています。

(決して飽きない曲ということで星野源「恋」とも悩みましたが、そっちは1曲で1記事分語れてしまうのでやめました)

 

 

 

12.プリティーンの曲

オオゼキタク「恋オーラ」

今はアプリ版のLivly Islandに毎月課金している僕ですが、2005年小学4年生の頃はブラウザ版のLivly Islandにハマっていました。当時、神戸のラジオ局とコラボしたパーク(不特定多数のユーザーと交流できる場所)があり、そこでピックアップされた音楽を紹介するPodcast的なラジオを聞くことができました。そのパークが開局する際にテーマソングとして選ばれたのがこの曲。CD発売が決まると親に頼んでわざわざ予約して買ってもらいました。自分の意思で欲しいと思った初めてのCDはこの曲だったりします*2。全体的にレトロなアレンジで今聴いてもかわいい。Aメロの右で鳴る低いサックスの音が特に好きでした。

余談ですがオオゼキタクさんの曲サブスクで聴けないかなーとずっと思い出すたびにチェックしてましたが、これを書いている数日前に解禁されてました…!

 

 

 

13.70年代の好きな曲

大貫妙子「愛は幻」

1976年リリース。「あなたの窓へ届く私は幻」。曲自体はシンプルだけど約半分にあたるアウトロがもう本当に素晴らしい。どうしてこんなに胸が張り裂けそうな気持ちにさせるの?ことあるごとに言うけど、アウトロが長い曲は良い曲。

シティポップのアイコンとしては2nd「SUNSHOWER」があまりにも有名だけど、この曲が入っているので自分は1st派です。(他の収録曲も良いです)

 

 

 

14.結婚式で演奏してほしい曲

坂本九「心の瞳」

結婚や結婚式なんて今の自分には遠すぎて気が病んでしまいますが…。もしそんな時が訪れたとすれば、最もふさわしいなとずっと思っているのが「心の瞳」です。合唱曲としても人気があって、僕が知ったのも中学の文化祭の合唱コンクールで先輩のクラスが歌っていたのがきっかけ。自分にとって究極のバラードのひとつです。また坂本九さんの遺作になってしまった曲でもあり事故にまつわる悲しい話もあったりします。例えどんな時代になったとしてもこの歌で歌われていることは変わることはないでしょう。

 

 

 

15.好きなカバー曲

アイドルネッサンス「YOU」

この企画のきっかけとなったvl_lvoOくんも秦基博「Rain」をここで選んでいましたが、奇しくも僕も大江千里の曲になりました。大江千里の歌は癖があるし、本人はジャズピアニストに転身してて自分で歌うことはないだろうから、誰かがカバーすることで楽曲の魅力が再発見される人なのかもしれない。

1987年リリースの原曲は熱い気持ちが衝動のまま歌われていて力強く、当時らしいストレートなラブソング*3。そしてこの曲を2015年のアイドルシーンに蘇らせたのがアイドルネッサンスでした。

まだ10代のアイドルが歌うことで「YOU」で描かれている熱い視線は意味を拡張します。その視線は「もうこんなの泣くだろ!」な憎い演出がされているMVを見てしまえば親から子への愛、そしてライブではファンからアイドルへの愛にリンクして約30年前の曲がとてつもないパワーを放ち聴こえてきます。「カバー」がハマる時の爆発力をまざまざと見せつけられました。

あとこの曲に限らずだけどアイルネで編曲をたくさん手掛けているイイジマケンさんの仕事も本当に素晴らしいです。原曲を壊さない程度にフレーズを足し引きしたり、音色を考えていたりジャンルも年代もバラバラな楽曲を当時のアイドル現場で流れても違和感なく馴染むようにチューニングされたアレンジには脱帽します。

最後に超余談だけど久々にMV見たらみんな子どもすぎて笑っちゃう。あとyouって言葉はこの世界で最短で最上級の愛の言葉だと思っています。

 

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以上15曲でした。まだ半分だけどだいぶパワーを使った。他の人のもググってみたら一言くらいでコメントしてて、1曲毎に熱量かけすぎたかもしれない。でもまあそれが楽しくてやっているからね。後半もあまり間があかないうちに公開できるように頑張ります。

*1:ここかな?→https://roppongi.keizai.biz/headline/1343/

*2:真の最初はゴーゴーファイブの主題歌の8cmCDなんだけど…

*3:「Re:minder」内の記事『大江千里「YOU」トップクラスのインパクトを持つ爽快なラブソング』で「千里くんの心の中に湧きおこった、どうしようもなく止めることができないこの感情(注:自分の夢や憧れのこと)は、そのまま曲のスピード感に結びついている」と雑誌に掲載されたライナーノーツが引用されている。