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雑文と音楽と雑文です

#30DaySongChallenge 前編

友人のvl_lvoOくんに触発されて僕も#30DaySongChallengeを「夏休みの宿題方式」でいっぺんにやりたいと思います。要するにはお題に沿った曲を30曲紹介するやつです。本来は30日かけてやるものらしいがね。毎日コツコツ勉強なんてできたことないんだ。というわけでまずは前編15曲分さっそくやっていきましょう。

 

vl-lvoo.hatenablog.com

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1.曲名に色の名前が入っている曲

kz(livetune) feat.初音ミク「Yellow」

色の名前をいろいろ思い浮かべてたらそのままずばりの好きな曲がありました。kzさんの曲の中でもずば抜けて好きです。悲しいことを歌いながらも音はとびっきり明るい曲が性癖なんだけど、この曲もそれにあたると思っていて。ソースが見当たらなくて自分の記憶しかないんだけど、Yellowという名前の閉店しちゃったクラブ*1での体験や思い出が歌詞の元になってこの曲名にした、みたいな話だったはず。パーティーが終わってしまった後の寂しさ、もう同じ時間・場所が存在しない切なさに馳せながらも、前向きで力強い歌詞が胸を打たれます。音楽愛だね。

 

 

 

2.数字が入っている好きな曲

広瀬愛菜「17」

曲名に数字が入っている曲なんていくらでも思いつきそうなものですが、レコメンド的な意味も含めてこの曲を選びます。Peach sugar snowや一時期の3776の"山梨担当"として活動していた広瀬愛菜さんのソロ2作目表題曲。ソロになってからは関美彦さんプロデュースで愛菜さんのボーカルを活かした良質なポップスが楽しめます。とにかく爽やかでキャッチー、音も良くて上質なポップスってこいういうこと!広瀬愛菜さんを聴かずに今のシティポップを語っていたらそれはモグリです!!

 

 

 

3.夏を思い出させる曲

スキマスイッチアイスクリーム シンドローム

夏を連想させる曲もたくさんありますが…。スキマスイッチのこの曲は意外なことにポケモンの映画主題歌で、当時エンドロールで聴いて「めっちゃいい曲じゃん…!」と思い帰宅してすぐiTunesで買いました。音はまさに夏感あふれる爽やかなイメージだけど、歌詞はどうにもならなさそうな片思いとその焦燥感や諦観が歌われていて、そのベトベト具合というか気持ちよくなれない感じが自分にハマったんだと思う。その時は中学3年生だったけど当時なりにそんな風な片思いもしていました。

 

 

 

4.忘れたい人を思い出させる曲

NewJeans「Ditto」

リアルタイムすぎワロタ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

まあそれはさておき、「it's Live」という韓国のポップシーンのアーティストが生演奏でライブするチャンネルがあるんだけど、クリスマス時期に投稿された落ち着いたアレンジも最高なので好きな人はぜひ見てください。「Ditto」の物悲しいメロディーがより際立って胸が締め付けられる思いになる。なんか幽霊とかこの世に非ざるものが現世から超越した場所から歌っているようなメロディーに感じる。MVの影響でしょうか。

 

 

5.大音量で聴きたくなる曲

Tatuki Seksu「恋愛サーキュレーション (Shoegaze arrange)」

大音量で聴きたいのはやっぱりオルタナ、シューゲ系だよなーと思い、ネットの海に現れた伝説のEP「Hanazawa EP」から選んでみました。シューゲイザーをちゃんと聴き始めたころによく聴いていた。

あと迷ったのはTeenage Fanclub「Sparky's Dream」。仕事終わりに爆音で聴いて帰るのが気持ちいい。

 

 

 

6.踊りたくなる曲

Diana Ros「I'm Coming Out」

CHICがプロデュースしたDiana Rosのアルバム「Diana」から。うん。徹頭徹尾CHICですね。食後に血糖値が上がっていくみたいに、浮かない時でも聴くだけで自動的にボルテージが上がってしまう曲というのがいくつかあるんだけど、これもその一つ。ちなみに普通のMIXとOriginal CHIC MIXなる2つヴァージョンがあるんだけど、普段は後者の方を聴いていたので動画はそっちを貼りました。

 

 

 

7.ドライブで聴きたい曲

Dixie Flatline「Ignition」

ぱっと思いつくのがこの曲。歌詞も真夜中にドライブで海へ行く内容でそのまんま。当時リアルタイムで聴いてて「なるほど生楽器主体のドラムンもあるのか…」と思った思い出。ちなみにこの曲でドライブしたことはまだありません。運転中にかけたら聞き入ってしまって危なさそう。打ち込みでこんなアダルトな雰囲気の曲作ってみたいものです。

 

 

 

8.ドラッグやお酒についての曲

adieu「ワイン」

adieuこと上白石萌歌さんのEP「adieu 3」リード曲。去年聴いた色んな曲の中でもトップクラスのトラックだと思う。ちょっと語る言葉がでてこないくらいすごい。要するには最小限かつ最良の音ってことなんだけど。これ以上足したり引いたりできないような完璧さ。萌歌さんにとってここまで直球にアダルトな曲は初めてだと思うけど、ファルセットも相まって幼さ故の危ない恋を萌歌さんのボーカルが完璧に表現している。当時22歳の萌歌さんにこの曲を歌わさせるの、もう完璧すぎます。小袋成彬ありがとう。

 

 

 

9.ハッピーになれる曲

Parliament「Give Up The Funk (Tear The Roof Off The Sucker)」

Parliamentの大名盤「Mothership Connection」から。脳内麻薬ドバドバです。3年前どうしようもなく落ち込んだ時になんとなく聴いてスネアの音に助けられた思い出があります。スネアは希望。

 

 

 

10.悲しくなる曲

KNOTS「サボテンと蜃気楼」

若干PことKNOTSさんの曲。音楽を聴いて切なくなることはよくあっても悲しいって難しいな…と思いけっこう悩みました。よかったら動画と一緒に見てほしいです。今でも簡単に泣いてしまう。

 

 

 

11.決して飽きない曲

whoo「Dear Prudence」

中高生の頃に聴きまくったアルバムを未だに通勤時に聴きまくっているので飽きない曲も無数にあるんだけど…。そんな中学生の頃から聴いているwhooさんの曲の中で特別な1曲を選んでみました。昔から好きな曲ってノスタルジーがまとわりついてきて良くも悪くも思い出と同化して聞こえてきてしまうものだけど、この曲はそんなノスタルジーなんか吹き飛ばすくらい今でも新鮮に輝いて聴こえます。そういう意味で他の曲より少しだけ特別。当時より大人になってからの方が好きさが増しています。

(決して飽きない曲ということで星野源「恋」とも悩みましたが、そっちは1曲で1記事分語れてしまうのでやめました)

 

 

 

12.プリティーンの曲

オオゼキタク「恋オーラ」

今はアプリ版のLivly Islandに毎月課金している僕ですが、2005年小学4年生の頃はブラウザ版のLivly Islandにハマっていました。当時、神戸のラジオ局とコラボしたパーク(不特定多数のユーザーと交流できる場所)があり、そこでピックアップされた音楽を紹介するPodcast的なラジオを聞くことができました。そのパークが開局する際にテーマソングとして選ばれたのがこの曲。CD発売が決まると親に頼んでわざわざ予約して買ってもらいました。自分の意思で欲しいと思った初めてのCDはこの曲だったりします*2。全体的にレトロなアレンジで今聴いてもかわいい。Aメロの右で鳴る低いサックスの音が特に好きでした。

余談ですがオオゼキタクさんの曲サブスクで聴けないかなーとずっと思い出すたびにチェックしてましたが、これを書いている数日前に解禁されてました…!

 

 

 

13.70年代の好きな曲

大貫妙子「愛は幻」

1976年リリース。「あなたの窓へ届く私は幻」。曲自体はシンプルだけど約半分にあたるアウトロがもう本当に素晴らしい。どうしてこんなに胸が張り裂けそうな気持ちにさせるの?ことあるごとに言うけど、アウトロが長い曲は良い曲。

シティポップのアイコンとしては2nd「SUNSHOWER」があまりにも有名だけど、この曲が入っているので自分は1st派です。(他の収録曲も良いです)

 

 

 

14.結婚式で演奏してほしい曲

坂本九「心の瞳」

結婚や結婚式なんて今の自分には遠すぎて気が病んでしまいますが…。もしそんな時が訪れたとすれば、最もふさわしいなとずっと思っているのが「心の瞳」です。合唱曲としても人気があって、僕が知ったのも中学の文化祭の合唱コンクールで先輩のクラスが歌っていたのがきっかけ。自分にとって究極のバラードのひとつです。また坂本九さんの遺作になってしまった曲でもあり事故にまつわる悲しい話もあったりします。例えどんな時代になったとしてもこの歌で歌われていることは変わることはないでしょう。

 

 

 

15.好きなカバー曲

アイドルネッサンス「YOU」

この企画のきっかけとなったvl_lvoOくんも秦基博「Rain」をここで選んでいましたが、奇しくも僕も大江千里の曲になりました。大江千里の歌は癖があるし、本人はジャズピアニストに転身してて自分で歌うことはないだろうから、誰かがカバーすることで楽曲の魅力が再発見される人なのかもしれない。

1987年リリースの原曲は熱い気持ちが衝動のまま歌われていて力強く、当時らしいストレートなラブソング*3。そしてこの曲を2015年のアイドルシーンに蘇らせたのがアイドルネッサンスでした。

まだ10代のアイドルが歌うことで「YOU」で描かれている熱い視線は意味を拡張します。その視線は「もうこんなの泣くだろ!」な憎い演出がされているMVを見てしまえば親から子への愛、そしてライブではファンからアイドルへの愛にリンクして約30年前の曲がとてつもないパワーを放ち聴こえてきます。「カバー」がハマる時の爆発力をまざまざと見せつけられました。

あとこの曲に限らずだけどアイルネで編曲をたくさん手掛けているイイジマケンさんの仕事も本当に素晴らしいです。原曲を壊さない程度にフレーズを足し引きしたり、音色を考えていたりジャンルも年代もバラバラな楽曲を当時のアイドル現場で流れても違和感なく馴染むようにチューニングされたアレンジには脱帽します。

最後に超余談だけど久々にMV見たらみんな子どもすぎて笑っちゃう。あとyouって言葉はこの世界で最短で最上級の愛の言葉だと思っています。

 

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以上15曲でした。まだ半分だけどだいぶパワーを使った。他の人のもググってみたら一言くらいでコメントしてて、1曲毎に熱量かけすぎたかもしれない。でもまあそれが楽しくてやっているからね。後半もあまり間があかないうちに公開できるように頑張ります。

*1:ここかな?→https://roppongi.keizai.biz/headline/1343/

*2:真の最初はゴーゴーファイブの主題歌の8cmCDなんだけど…

*3:「Re:minder」内の記事『大江千里「YOU」トップクラスのインパクトを持つ爽快なラブソング』で「千里くんの心の中に湧きおこった、どうしようもなく止めることができないこの感情(注:自分の夢や憧れのこと)は、そのまま曲のスピード感に結びついている」と雑誌に掲載されたライナーノーツが引用されている。