ハードオフと夏休み

8月3日分です。

　前回の記事で触れようとして忘れていたことがあったのでそれから。町あかりさん作の「長所はスーパーネガティブ!」は北海道のアイドル、北見焼肉アイドルMeatYouの星隈瞳さんもカバーしています。オケはチープになり、ミックスや「らしい」リバーブも相まって「カラオケ感」の強い音源に。意図してカラオケに寄せている訳では多分ないだろうけれど、これはこれで良い。それにしても「石橋たたいて　壊しちゃう!」という歌詞、共感しかないな。

　カップリングの「カラフルあげます」も町あかりさんの曲のカバー。こちらは星隈瞳さんの声のキャラクターに耳が惹かれる。他人の名前を出していいのか分からないけれど、ところどころ宍戸留美さんと似た声の艶を感じる。曲の最後のティンパニ？の連打の雑な打ち込み（肯定的に捉えているんだけどニュアンスが難しい）がDominoで打ち込みしていたDTM始めたての頃を思い出してしまって個人的にツボだ。連打を表現しようとして細かいノートを打ち込んで、VelocityやExpressionを直線ツールで書く…みたいな。フルートのトリルとかも打ち込みで表現するのは難しいけれど、こういう時は細かい三連符で打ち込むと少しはそれっぽくなったりする。

　今日は本能の赴くまま近所のハードオフでレコードを見ていたら、先輩から「これから（僕の近所の）ハードオフ行くけど暇？」という内容の電話がかかってきて笑ってしまった。ハードオフしか行く場所がないのか僕たちは。でも一緒にレコード屋やハードオフを巡り、楽しめる友人たちがいることは本当に尊いことだ。

 　その後は流れでこれまた近所の温泉に行き、汗を流した。温泉はちょうど改装リニューアルしたてで、土曜日ということもあり家族連れも多く賑わっていた。時間帯もあったのか浴場に入るとキッズたちが多く、世間は夏休みであることを強く認識させられた。

　ああ甥がほしいな。姪でもいいんだけど甥がほしい。東京に住んでいて毎年夏休みになると北海道へ遊びに来てくれる親戚家族と、かわいい甥がほしい。来年小学校にあがる甥とお風呂に入って100数えてから上がりたいし、数えている途中でのぼせちゃって結局30あたりで上がりたい。風呂上りにアンパンマンのアイスを一緒に食べたい。近所の公園に遊びに行って「何気なく歩いている町も小さい子にとっては危険がいっぱいだな」などと感じながら手をつないで帰りたい。もうVRでもいい。VR甥 -Summer Breeze-。アプリでもいい。現実時間で夏休みの期間だけしか起動できない仕様の"リアル"を追求した切ないアプリを誰か…。

　最後に今日買ったレコードの話。Chuck Mangioneという人の来日記念のベスト盤「magic」が結構良くて当たりだった。ジャケがとにかくカッコよく、Good Musicな香りがしたので買ってきた。Spotifyには同じアルバムはなかったので、とりあえず1曲目だけを貼っておく。曲は70年代半ば～80年のものが収録されていて、ジャズのチャートに入っていたみたいだけど時代なのか全体的にAORっぽい雰囲気だ。彼はキーボード兼フリューゲルホルン奏者であり、僕はコルネットやフリューゲルホルンが楽器として好きなのでその演奏を堪能できて嬉しい。こういうことがあるとジャンクレコード漁るのもやめられないね。